2014.08.15

第1回ジュブナイル脚本大賞 一次審査通過作品発表!

photo20140815a第1回ジュブナイル脚本大賞」は告知開始から締め切りまで、約1ヶ月の短い募集期間であったにもかかわらず、144通のストーリー応募をいただきました。誠にありがとうございました。選考委員4名、力作揃いに意見が別れることもありましたが、現代のジュブナイル映画とは何か?」を議論しながら、以下の5作品を選出いたしました。これらの作品には「ストーリー賞」として2万円が贈呈されます。5名の方々には大賞(賞金40万円)の最終審査に向け、脚本執筆に取り掛かって頂きます。

第1審査の通過作品

・「がらくた」 作:永井優唯 ・・・孤独な中学生・隼人が、転校先の長野で出会った少年瑞輝と廃屋で友情を深める。が、瑞輝に放火の疑惑がかかり、隼人は真犯人を見つけるため奮闘する。

・「タワー少年とピストル少女」 作:斉藤陽子・・・湾岸のタワーマンションに住む12歳の海人は、団地に住む同級生・大和と対立しているが、近所の森で拳銃を見つけ事件に巻き込まれる。拳銃の出所は父子家庭の転校生・千夏。拳銃をめぐって追われるようになる千夏親子を守るため、海人と大和は力を合わせる。

「大金星」 作:栗原美和・・・デブで貧しく成績も悪い小学校6年生の男子が、相撲部がある名門私立中学合格を目指し、周囲のクラスメートの力を借りて、奇跡の合格を目指す。

・「ジュースロケットベイビー」 作:高岡輝一・・・母を亡くした11歳の美鶴は、神社で捨て子を見つけ育てようとする。同級生の勇気が美鶴のことを密告したため、赤ちゃんは引き取られるが、美鶴の思いの強さを知った勇気は赤ちゃんを奪還しようと奮闘する。

・「空気ヨメ<白目でシャウト」 作:山田美保・・・場の「空気」が読めない中一の夏輝。彼女の姉・美南海は、プールで親友が事故死したストレスから、言葉を歌でしか表現できなくなる。大人たちが困惑する中、美南海の歌は夏輝に影響を与え、周囲の子供たちが歌うようになり、学校の「空気」を変えていく。

その他、「高梨くんのお弁当」(藤原伊織)、「あめんぼガールズ」(鈴木愛)、「ユキオ~最後の冬休み~」(尾崎悟史)、「虫食いから見える世界」(川杉次郎)など、ユニークな作品が候補にあがりましたが、最終的に上記の5作品に決定いたしました。

脚本の締め切りは、9月12日(金)。大賞受賞作発表は、10月1日(水)です。