2022.04.27
日本テレビで放送中の連続ドラマ「悪女(わる)」について、1992年、最初に同作品をプロデュース・演出したドラマデザイン社代表・山本和夫が、マイナビニュースの取材を受けました。
山本和夫 ドラマデザイン社代表取締役プロデューサー/シナリオアカデミア代表/シナリオインキュベーション主宰。
20年間の読売テレビ在籍時代、プロデューサーとして新人脚本家の抜擢し、多数の連続ドラマのヒットさせた。作品歴
その経験に基づき、2000年のドラマデザイン社設立と同時にシナリオインキュベーション(以降SI)を開設。
テレビドラマを制作する傍ら2004~2019年までデジタルハリウッド大学院教授を務めた稀有なキャリアを持ち主。
その知見を活かして指導したSIは多くの第一線の脚本家を輩出している。
23年の歴史を持つシナリオインキュベーション(以下SI)に新設されたメンバーシップ。SIは脚本家の卵を、テレビや映画のプロデューサーと引き合わせ、企画開発などを通じてプロ脚本家への孵化(インキュベート)を促すシステムであり、頻繁にテレビ局・製作会社等からコラボが持ち込まれ、プロジェクトが立ち上がります。近年では、テレビ朝日、読売テレビ、テレビ東京、WOWOW、TBSスパークル、共同テレビ、松竹、ホリプロ、ザ・ワークス、KADOAKAWA、ジャンゴフィルム、スールキートス、PROTEX…等々。具体的にはプロデューサーの皆さんが出席するガイダンスが行われ、メンバーは企画提案やプロット執筆に参加します。ここ数カ月は、ドラマ化を前提としたWebコミック原作の依頼も多く舞い込み、活況を呈しています。現SIメンバー(25期~27期)が参加しているこのようなプロジェクトに、今期からマスターコース終了生で希望される方は、第28期SIベースメンバーとして加入できます。但しスペース制限のため、ベースメンバーには現メンバー(フロントメンバーと呼ぶ)が、ガイダンスにリアル参加できるのに対し、リモート出席に限定されます。プロジェクトで提案した企画が採用された場合、あるいはプロデューサーから「この人と企画開発がしてみたい」と声が掛かれば、フロントメンバーに移行できます。メンバーシップ維持会費として月3000円が掛かります。
■受講生の声■
【玉垣綾子さん】私がシナリオアカデミアを受講したいと思った理由は、他のシナリオスクールとは違い、プロデューサーの指導が受けられる点でした。企画からシナリオまでの一つの作品制作をプロデューサーの指導を元に作っていく過程がとても実践的だと感じました。また、私は福岡在住で授業についていけるか不安がありましたが、全てオンラインで受講することが出来、対面と変わらないクオリティの授業を受けられました。地方在住者でもオンラインで受講できる環境が整っており、とても柔軟に対応して頂き感謝しています。
【寺田御子さん】ユニークで温かい講師の方々から、プロデューサー視点での的確で細やかなご指導をいただきました。「一本書けたら次」ではなく、先生方のフィードバックを反映し、ひとつのシナリオを時間をかけて磨いていくことで、修正力・対応力を学ぶことが出来ました。週に一度という課題提出の頻度も自分に合っていたので、楽しく通わせていただきました。
【武田雄樹さん】これまで脚本を学ぶ機会は数多くありましたが、本アカデミーは特に実りの多い講座でした。座学だけでなく、企画書やプロット作成などの実践的な課題とそれに対するフィードバックがあり、実際の現場を想定したインプットが得られたことがその理由です。参加できて本当に良かったです!
【秋吉真由美さん】プロット課題や後半のシナリオ作成ゼミで受けたプロデューサー視点での指導は、生徒それぞれの作家性を生かした上での的確かつ説得力があるものばかりで、自身の創作の視野が大きく広がったように感じます。本気でプロを目指すメンバーが集まっているので、ついていくのが必死でしたが、大いに刺激を受けながら創作できる、すごく貴重で濃い時間となりました。とにかく先生方のどうにか私たちを成長させて、引き上げてあげたいという気持ちが伝わってくる授業で、申し込んで良かったなぁと、しみじみ思いました。
株式会社チョコレートプラネット代表取締役 プロデューサー
2022年までザ・ワークスのプロデューサーとして数々のヒットドラマをプロデュース。
2022年 日本テレビ「初恋の悪魔」
2012~2018年テレビ朝日「ドクターX」
2018年 テレビ朝日「リーガルV」
2017年 テレビ朝日「聖なる怪物たち」
2015年 テレビ朝日「遺産争族」
2011年 テレビ朝日「犬を飼うということ ~スカイと我が家の180日~ 」
他プロデュース作品多数