2016.09.15
弊社製作・BSジャパン「山本周五郎人情時代劇」シリーズ第12話の「めおと蝶」が、9月15日発表された日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞しました。予算が潤沢な地上波とは違い、様々な製作上の制約のあるBS局で良質な1話完結の時代劇を作るというのが、このドラマ枠のミッションでした。派手な立ち回り、手の込んだ仕掛けなどは望むべくもなく、私たちがミッションを遂行するために一点突破を目指したのは「良い原作と良い脚本」でした。今回、受賞した「めおと蝶」はその試みがもっとも純粋な形で現れた作品といえます。主要登場人物4人・ワンセットで収録し、濃密な演技空間をていねいに撮影した美しい作品です。大ヒットドラマ「下町ロケット」等と並んで、この作品が評価されたのは、本当に光栄なことと思っています。プロデューサーの山本にとっては、1998年読売テレビ時代のプロデュース作品「心療内科医・涼子」に次いで2回目の受賞。これを励みとして、弊社は良質かつエンターテイメント性の高い時代劇を作っていきたいと思っています。
「山本周五郎人情時代劇」第12話「めおと蝶」…原作:山本周五郎 脚本:三國月々子 監督:永江二朗 音楽:諸橋邦行 プロデューサー:瀧川治水 山本和夫 協力プロデューサー:上野境介